ある日のお店より・・・・・


マザーアースでは たくさんのお客さまとお話をします。
いろいろな手作りをされているお話。
わんちゃんのお話もあって とても楽しいです。
よかったら そのおしゃべりを聞いてもらえませんか?

これは マザーアースのスタッフであるおり絵が書いています。



2005年 11月 28日

マザーアースが マザーアース・ビスとしてリニューアルオープンして2ヶ月がたちました。
たくさんの方にお越しいただきまして ありがとうございます。

最近 若いお客さまが増えているように思います。
これは うれしいこと・・・・と オーナーとも話をしています。
「作るより買った方がいい」こういう考えの時期もありましたからね。
手作りが見直されているのは とてもうれしいことです。

出産を控えた新米お母さんもいらっしゃいます。
生まれてくる赤ちゃんのために手作りを・・・・・・素敵なことですね。

クリスマス時期ですから 『紳士用のマフラーを・・・・・』
こんな注文も増えています。

何だか幸せを分けてもらっている。そんな思いの私達です。




○月 ○日

お客さまは 皆さんいろいろな思いでお店へきてくださいます。
これは とても感心したことですが・・・・・・・

「最近 子供に 早く○○をしなさい。」
「頑張ってできるようにしなさい。」
この言葉を子供さんに連発しているご自分に気づいたそうです。
子供達は ボタンを留めることだって
靴下をはくことだって 練習しなくてはできないこと。
簡単なことではないのです。
それはわかっていても 時間のない朝のことですからね。
どうしても 「はやく・・・・」この言葉がでてきます。

ところで 自分は 何か新しいことにチャレンジしたり 頑張っていることはあるだろうか。
こう考えたときに 自分の言っていることと やっていることの矛盾をかんじたとか・・・・・
そこで お店に来て 編み物にチャレンジしてくだとのことでした。
「えらい。あなたはえらい」
なぜって 私も 二人の子供を育ててきたけど ずっとそのことに気づかなかったよ。
そのことだけでも お母さんとして『合格』だと思いましたが
その後 子供さんの帽子を編んでいかれました。
きっと 暖かかったことでしょう・・・・・
帽子も お母さんの気持ちもね。





○月 ○日

皆さんは ターシャ・チューダーをご存知ですか?
ここへ来てくださる方は 手作りが大好き・・・・・という方が多いので ご存知かも。
先日お客さまとターシャの話になりました。

おきゃくさまは ターシャと同じワンちゃんを育てていることもあり
彼女のファンだということでした。
残念ながら 私は ターシャの名前を知らなかったのですが
「きっと 名前は知らなくても 本は見たことがあるとおもうわよ」とのこと。

お話をしているうちに 私も思い当たる本がありました。
手編みのストールをかけた老婦人が 糸を紡いでいる表紙。
もしかして 縫い物だったかな?
読んでみたいな・・・・・と思ったのですが すでにたくさんの荷物を持っていたり
出先だったりで 買うことができないでいました。

そして これを機会に購入したのがこれ・・・・・・
やっぱり 思っていた本でした。
紡ぎ車はありましたが パッチワークをしてるところでした。



手作りというと 「趣味」で 特別なもののような感じがしますが
ターシャの場合は 生活そのもの。
ろうそくを作るのも 糸を紡ぐのも 正に日常。
今のように お金を出せばなんでも買える前の時代。
作らなければ手に入らないから作っていたのかもしれないけれど
今となっては とてもうらやましい生活です。
ターシャのようにはいかないけれど 自分の手で作ったものを使う。
そんな生活をしたいですね。



○月 ○日

ジャンティ織りというものをご存知でしょうか。
そういえば 毛糸だまでキットを見たような気がするのですが 私はその言葉を 先日初めて知りました。
もう 50年前からあるのだそうです。
最近も 編み物の雑誌に紹介されたようですので ご覧になった方もいらっしゃるでしょうか。

お店での出来事。
お客様が ジャンティ織りをするので・・・・・と ご来店になりました。
「???」
お尋ねしたら ちょうど道具をお持ちでしたので 見せてくださいました。
それは  四角い枠の四方にクギが打ち付けてあります。
上下のクギに糸を張り よこ糸を織りながら左右のクギに糸を引っ掛けていきます。
たてもよこもみみになります。
ただし 上下左右共クギに糸をかけていますので 普通の織りのようなみみではなく 
少し糸がたるんだ形になります。

パッチワークのようにつないでいくわけですが 
そのたるんだ糸を綴じていきますので 模様になっていました。
ところどころお花にしたり 色を替えたりして楽しめますね・・・・・・とお話しました。

ホームページの中で ボードにクギを打って織る方法をご紹介していますが
 大きさを揃えて何枚か織れば パッチワークのように作品作りができます。
ぜひ 一度 織ってみたいですね。



○月 ○日

youkoさんの ベストが完成しました。
初めてのベストですが なかなかの出来前。
着てみせて・・・・というリクエストに答えてくださいました。
記念に ぱちり・・・・・・
いかがでしょうか。




サンプルの市松模様のセーターをベストにアレンジしました。
ニューウール使用。




○月 ○日

 公園のお散歩の帰りに お客様がお店に立寄ってくださいました。
お二人の首には 手編みのマフラーが・・・・・・・
そうなんです。手編みのレッスンに参加して編まれたマフラーです。
さっそく 記念撮影です。


 

お母さまがされているのは ファンシーヤーンで透かしを入れた編み方をしています。
とっても柔らかな手触りでしたよ。



そして ボクも ママの手編みのマフラーをしています。
「あったかいね。」

手編みには 珍しいたて縞。
編み終わった後に ステッチを編みつけるというちょっと変わった編み方でした。

持ってきてくださった市販の本を参考にしたのですが
どちらも アクセントのきいた素敵な仕上がりでした。
大成功・・・・・・・・


今度は 子供さんのセーターに挑戦するとのこと。
頑張ってね。


○月 ○日

60gのセーター

マザーアースの糸にスーパーモヘアという糸があります。
とても細い糸ですが 毛足が長く手触りの良い糸です。

ある日 お客様が このスーパーモヘアで編んだセーターを着て来てくださいました。
一見 オーガンジーの布?と見間違うような感じです。
下に着ていらっしゃった白いブラウスにとても映えて素敵でした。
薄手だけど とてもあたたかいということでしたよ。
そのセーターは 何と60gで編めたとか・・・・・・
びっくり。


○月 ○日

「帽子が編めたの」と お客様が見せにきてくださいました。
昔、帽子作りをされているというだけあって とても素敵な出来上がりです。
「適当なの」とおっしゃるのですが きっと頭の中に型紙があるのだと思います。
その型紙=イメージに合うように目を増やしたり 減らしたり・・・・・・・・
それでいいのです。そんな風に編みものができたら 本当に楽しい。

本を見て編む場合は ここで何目を減らして・・・・・・・・という編み方をするのですが 
自分のイメージでやってみて それを目で確かめる。
私もそんな風にできたらいいな。


○月 ○日

今日は 今までの最年少の生徒さんを迎えました。
小学校2年生のおじょうさんです。

ジャンボ8号の棒針を使ってざっくりとしたマフラーを編みます。
ジャンボ針は まるで菜ばしのよう・・・・・とおっしゃったお客様がいらっしゃいますが
実際は 菜ばしより太め。
小さな彼女にとっては きっと重いことでしょうね。
それでも 一生懸命に編んでくれました。

すごい集中力で あっという間に表編みをマスター。
「感の良さ」を感じました。

生まれて始めての編み物。
編み物なんて大嫌い・・・・・・なんてことになりかねないので
特に 子供さんの場合は 気を使います。

彼女には 初めての編み物が どんな思い出になるのかしら?



○月 ○日

J-WAVE GOOD MORNING TOKYOの中継にきてくださいました。
ラジオなので 糸の色を見ていただくことはできませんでしたが
その分 どんなお店だろう・・・・・と 
リスナーさんは 想像を膨らませてくださったことでしょうね。



○月 ○日

糸の使い方は お客様によって違います。
どのような作品を作るのか・・・・・・・
そんなお話を伺うのも楽しいことのひとつです。

クリスマスのシーズンには テディベアに持たせる靴下を編みたいというお客様や
ワンちゃんのお洋服を・・・・・と糸を探しに来られる方もいらっしゃいます。

そして先日は 糸のリフォームをされているというお話を伺いました。
ちょっと昔。25年くらい前までは
 赤ちゃんが生まれたお祝いに糸を贈る習慣がありました。
お祝い用に 箱に入った糸が売られていましたよ。
定番は やはりピンク ブルー 黄色 白。
一般的な中細の毛糸が多かったように思います。
そういう毛糸を まだ そのまま持っていらっしゃる方も多いとか・・・・・・
そういう糸に 新しい糸を足して 作品を作っていらっしゃるということでした。

編みなおしもされているということでしたが 
少ししかない糸を集めて パッチワークのようにしたり・・・・・と 
とても楽しそうな世界でしたよ。

編み物の魅力は 解けば1本の糸に戻ること。
物を大切にする気持ちが お客様のことばに込められていました。
ぜひ 作品を見せていただきたいと思いました。

皆さん それぞれ 自分らしさを出そうと工夫されています。


○月 ○日

今日 手編み教室に初めて男性が参加してくださいました。
手が思うように動かない・・・・という様子でしたが
一生懸命練習していらっしゃいました。

どうなるのかしら?
私の心配はすぐに消えました。
お帰りの頃には やわらかな風合いのマフラーが 10cmほど編めていましたよ。
もう 感激です。

お母さまの誕生日のプレゼントにされるとか・・・・・・
期日が迫っているようでしたが 間に合ったのかしら?


○月 ○日

マザーアースのお客様は 年齢層もいろいろ・・・・
小学生の子供さんから 86歳のおばあちゃままで。

今日 86歳のお客様をお迎えしました。
前回 お買い求めいただいた糸で編んだセーターを着ていらっしゃいました。
お店にでていると いろいろうれしいことがあるのですがこれもその一つです。
細い糸を 1号の針で編まれたとか・・・・・・・
驚きです。
なにより とても楽しそうにお話してくださったのが 印象的でした。