糸を集める

糸を集めます。太さや 糸の形態(ループ・スラブなど)は問いませんが 素材だけは揃えるのが無難だと思います。

同系色でなくても 色合いの合う糸でしたら いろいろな色が混ざっていても構いません。

よこ糸にする糸を選ぶ。
ある程度の量がある糸を選び よこ糸にします。
よこ糸は1色にするのが一番楽な方法ですが 何色かの糸を使っても大丈夫です。
どちらの場合も 多めに用意をしてください。

ただし たて糸に 多くの種類を使った場合は よこ糸を1色にするのが無難かもしれませんね。こうすると よこ糸が出しゃばらずに 絵の背景のような役割を果たしてくれます。よこ糸の色を替えたことで たて糸の色合いの良さを消してしまうことがありますので 注意が必要です


整経をします。整経台を使った場合。


整経は 2本(往復1回で たて糸2本という意味)を1単位にして考えることが多いのですが ここでは 1本づつ糸を替えています。
折り返すところで 糸を休ませておき 数本整経したところで 前に休ませておいた糸を使います。

整経台を使って整経する場合に注意してほしいこと

綾が交互になっているかをチェックしてください。
整経が終わったら 綾を取りますが その時に 一番端の 輪になっているところも 糸で結わえてください。ここに 棒を通します。
これが 1本の糸で整経した時の綾の部分です。
これが 糸を休ませながら整経をした場合の綾の部分です。
折り返しているスティックの前でも 交差しています。
綾を取るだけではなく 折り返しているスティックのところも糸で結わえておきます。
これを忘れて 綾だけを取って整経台から降ろしてしまうと 後で大変ですよ〜〜〜〜要注意。
あじろ織りの整経の場合も このようになります。



整経をする。咲きおりの場合。

咲きおりは この織り方をするのに適した織り機だと思います。糸をかけながら整経をしますので 全体の色合いを見ながら整経をすることができます。

また 端から順に整経をする必要がないので このようにすることができます。

糸を バランスよく配置しながら整経をする。


この画像は 素材の違う糸が少なかったので 糸をバランスよく配置した後に よこ糸と同じ糸を張りました。

もちろん 全部違う糸を使っても大丈夫です。


糸を張り終わりました。
張り忘れているところがないかを チェックしてくださいね。


整経のポイント

こんな色合いになりました。

整経のポイントは 一番端のたて糸を よこ糸と同じにすること。
折り返したところがきれいになるような気がします。(私だけの思い込みかもしれない)

それから 可能なら よこ糸に使う糸を 何本かはたて糸に使うことだと思っています。
こちらは 色合いに調和が取れるのではないかと思っています。他の糸は1本づつ色を変えていても よこ糸の糸は 往復させて同じ糸を隣り合わせにしたりしています。
基本の色を強くアピールしているつもりですが 果たして効果があるかどうかは不明です。

色の違う糸を整経する場合。
色の違う糸を使う場合は 上のように 完全に混ぜ合わせても良いと思いますが ストライプやチェックになるように 
何本かを同じ色にしても良いと思います。
2本のところもあれば 20本くらい同じ色にする。
そんな織り方も素敵ですね。
もちろん ちどり格子のように 2本づつ交互に いろいろな色を混ぜる。これもまた 良いのでは?
色の混ぜ方は無限。楽しめると思いますよ〜〜〜

ポイントは メインになる色を決めること。たて糸にも よこ糸にも 決めた糸を 多めに使うことで 色がゴチャゴチャになることを防いでくれるのではないかと思います。


織り方は いつもの織り方と同じです。
よこ糸は1色なので とっても楽。
色合いを楽しみながら織ってくださいね。


これは ピンクバージョンのショールの房を作っているところ。
房も いろいろな表情をしています。