高機で織る


横のラインは 糸の通し方を示しています。
同じ列のマスに色がついています。
これは 糸の太さの違いを意味しています。

たてのラインは よこ糸の入れ方を示しています。
同様に 糸の太さの違いを意味しています。




使用した糸

使用した糸 夢色木綿

さわやかコットン


できる限り太い糸を用意してください。
2種類の糸は 太さの差が大きいほどはっきりと柄が出ると思います。




糸の通し方

糸の組合せを考え 並べておくと 色の組合せを迷うことがありませんよ。


これは 私が選んだ糸です。
黄色・グリーン・紫・ブルー・・・・・と 同じような色の
太い糸と 細い糸を選びました。
色の組合せは自由です。
いろいろな組み合わせ方を楽しんでくださいね。




糸の通し方



2・2・1・2・2・1・1・・・・・と 色を変えながら通していきます。
両端に太い糸がくるように通した方が良いと思います。




織ります



捨て織りをしてから織り始めます。
細い糸で 端織りをしても良いと思います。

太い糸を織る部分についてお話します。

これは 細い糸を織ったところです。
次に太い糸を入れます。



あじろ織りを織る要領で 細い糸に引っ掛けて織ります。


傾きを変えないで 2本目を入れます。
そのまま通してしまうと 糸がすり抜けてしまいますので 端のたて糸をすくうようにして入れます。


これが 2本目を打ち込んだところです。



3本目も 2本目と同様に入れます。
太い糸を3段織ってうちこんだところ。
3本の糸がお行儀よく並んでいます。
3段同じ傾きで織る理由は 糸をより太くするためです。
この織り方は 糸の太さの差が大きいほど効果的な織り方だといえます。糸を選ぶのにには限度があります。このように数段続けて織ることで 太い糸を使ったのと同じ効果が期待できます。

同じ傾きで3段織るのだから 3本合わせて一度に織っても同じだと考える方がいらっしゃることでしょうね。
3本一緒に織ってしまうと 糸がねじれてしまいます。面倒でも3回に分けて織るときれいに糸が並びます。これは 2本取りで織る場合も同じです。8月2日今日の工房風景でも この織り方をしています。

傾きを変えて 細い糸で織ります。


これを繰り返し 織り進みます。


織り上がりました。

今回は 端織りをしないで織り始めてしまったため 房を作ってたて糸の始末をしました。
端織りをして 端織りの中に たて糸を織り込むことができたらよかったのに・・・・・そう思っています。