シェニール織り


以前 海外の手織りの雑誌を見ていたらこの織り方がでていました。
でも その時 この織り方にちゃんとした名前がついていることは知りませんでした。

この織り方には 2つの行程があります。
はじめに 布を織り それを糸にする。
そして その糸を使って織る。
「再織り」とも言われているそうです。
私は  そんな織り方にとても興味を持ちました。
サイトを検索してみて びっくり。よく見かけるバッグがシェニール織りであるとのこと。
皆さんはシェニール織りをご存知でしたか?


シェニールとは フランス語で毛虫のこと
織り布を使って作った糸が毛虫のようだからだそうです。


この織り方は 残り糸を利用するのにも適しているのではないかしら?
そんなことも考えながら シェニール織りをしてみました。



行程(その1) 毛虫のような糸を作る。



使った糸はこれ・・・・


横糸用として色とりどりの綿糸をいっぱい。太さが違っても平気。
細めの糸は 何本かを合わせて使う・・・・というように
残り糸を色々組み合わせたら楽しいと思います。


よこ糸にする糸は 綿糸でも ウールでも構いません。
できたら 同じ素材の糸を使用したほうがいいですね。

ここでは 綿糸を使っています。
ちょっと 太めの糸です。



こんな具合に織り上がりました。

この たて糸の部分にミシンをかけます。
先程 隣り合っている2本のたて糸の間隔を狭くしたいとお話しました。
ミシンがけをする時に なるべく たて糸の上に縫い目が来たらいいな・・・・・と思ったからです。



ステッチとステッチの間を切ります。
ここで 先程お話した たて糸の感覚と 毛足の関係がわかっていただけたと思います。



こんな風に手でクルクル・・・・・・
撚りをかけると シェニール糸の出来上がりです。



太目の糸を使った上に 強く打ち込んだので しっかりとした糸が出来上がりました。


行程 2 
シェニール糸を織る



ノット織りをあしらったクッションを作りました。






シェニール織りは 糸の断面が表面にでます。
色合いも 糸で見るのとは違いますし
固めの糸でも フワフワととっても柔らかです。

今回は 何も考えないでランダムに色を混ぜたのでこういう柄になりました。 
今度は 計画的に色を入れてみようと思います。



織り終わって・・・・・
織ってみて気づいたことは たて糸はなるべく細い糸を使うとよいこと。
2度手間ですが 残り糸を上手に活かして マットのようなものを織ったり
バッグなどのポイントにしたら素敵だと思います。
ぜひ チャレンジしてみてくださいね。



シェニール織りの行程は 株式会社「KAWASAKI」のサイトを参考にさせていただきました。
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耳より情報?

おもちゃとして売られているシェニール糸。
織るだけで かわいいキティちゃんが織り上がります。
糸だけ別売りもしているようですよ。
探してみてくださいね。