板を使って織る


この織り方は 板に釘を打ってそこに糸をかけて織る織り方です。

私は直接板に釘を打ち付けていますが
 ボール紙に専用のピンを使って糸を張ることが出来るキットが出ています。
興味のある方は探してみてください。
こんな風に印を付けてから釘をうちます。
上から見ると ガタガタだね。
でも気にしない。これでも大丈夫。

板に直接印を付けても良いのですが 方眼紙を利用すると便利です。
間隔は 5mm。裂き織りをするときは 6mmでもいいかも。


そして 糸をかけます。
糸の端を結ぶ釘を打っておくといいですよ。


釘の場合は 糸を強く引っ張っているつもりでも 
かけ終わる頃には緩んでしまいます。
そんな時は 一本ずつ順に引っ張りながらたるんだ分を端に寄せます。

一番端までいったら きっちり結んでくださいね。

糸を強く張りすぎたため よこ糸が入らなかったというご意見をいただきました。
言葉でお話するのは難しいものだとつくづく感じました。

張り具合ですが あまり緩いときれいに織れません。
たて糸は 強めに張るのがよいのですが あまり強すぎても支障が出てきます。
特に板で織る場合は たて糸と板の間に空間ができませんので織りづらくなります。

それだけではなく 太い糸・硬い糸で織ろうとすると端まで織ることができません。
それは 糸の張り具合だけではなく たて糸の間隔も関係しています。
ここでお話した 3mm間隔の場合並太程度の糸を織るのに適しています。

「織れないよ・・・・・・」という場合は メールをくださいね。
原因を一緒に考えましょう。

こんな感じに織り上がります


このように 釘から釘まできっちりと織ると
四方が 全部耳になります。縦糸の始末をしなくてもほつれません。
この方法ならではの利点です。
小さな布をたくさん織って パッチワークのように繋ぎたいときは
こんな方法はいかが?
ただ ひとつだけ、この方法は 一回一回釘をはずさなければいけないんですよ。
あしからず。

釘をはずしたところが 縮んでいるのがわかりますか?
織り布はこのように織り機からはずすと 
素材や 織り方によっても違いますが5%から10%縮んでしまいます。
 織りたい大きさよりその分大きめに織ってくださいね。


こんなこともできますよ。
ボードを使うからこそできる 織り方です。
ばっちりと形のいいハート・・・・というわけにはいきませんが
かわいいハートが出来上がります。


ハートの織り方は 2006年10月の課題をご覧ください