その4 房を作らない方法(その2)

針に糸を通し となりのたて糸に沿わせるようにして糸を縫い込みます。
糸を出すところは 硬くなり 市販の布のミミのようになりますので 糸を出すところを1cm〜1.5cmに揃えると良いと思います。

最後まで 通し終えました。
一番最後は 前のたて糸に沿わせるようにします。
ここだけ 3本の糸が入ることになります。
ギリギリのところで糸を切りそろえます。



目を詰めないで織った織り地の場合

目を詰めて織った織り地と同じように 針に糸を通して縫いこんでいきます。
たて糸を隣のたて糸に沿わせるように縫いこみます。
今回は 上に出ているよこ糸を3本すくっています。
表から見るとこんな感じ。
たて糸を縫いこんだところが厚くなっています。
市販の布のみみのような感じですね。端がしっかりするので この方法はとても気に入っています。
裏側はこんな感じ。切り取った糸がボサボサしています。
これが難点かな?
このサンプルは 粗めに織っていますが 密に織った織り地に向いている方法かもしれません。
このくらいの密度ですと 糸端が表側に出てしまうことがあります。
折り返したたて糸をネクタイ結びにしてみました。
こんな使い方、どこかで使えないかしら?