ちどり格子


ちどり格子は 昔からある織り方です。
織り方の中では珍しい 綾織りでも 平織りでも織ることができる織り方です。
反対色を合わせても 同系色で織ってもきれいな柄がでます。


平織りのちどり格子



講師養成講座 課題6より・・・・・





図の読み方

糸の通し方は 下の表を見ます。右から 2本ずつ色を替えて糸を通します。


織るときには 右の表を見ます。


下から 2段ずつ色を替えながら織ります。

この交差する部分は タイアップといいます。
4枚ソウコウ 8枚そうこうなど そうこうの数が増えたときに ソウコウと 踏み木をどのように繋ぐか・・・・ということをあらわしています。
この場合は 2枚ソウコウですので 交互に糸を上げるので このような書き方になります。


ちどり格子を織る時の注意


糸の渡し方

2色の糸を交互に織る場合 糸が飛びますので 糸と糸を絡めながら織らなくてはいけません。

この画像は 織り始める時に 同じ方向から糸を入れています。
同じ方向から 糸を入れると 片方だけで糸を絡めますが
左右に分けて糸を入れると 両方で糸を絡めることになります。
ただ 左右に分けて糸を入れると 糸端が 両側に分かれるため 糸端の始末がきれいにできます。
(同じ方向から糸を入れると 片方で2本の糸端の始末をするため目立つことがあります)
以上のことを考慮して どのように糸を入れるか 選んでくださいね。

同じ方向から 糸を入れる場合 片方で糸を絡めることになりますが
どちらの手が動かしやすいかを考えて 糸を入れると効率的です。




からし色を織ったら シャトルをこのように織り機の上に置きます。



まざり糸で織ったら からし色の手前に置きます。
その時 糸の端は このようになっています。


そのままからし色を織ると このように 糸が絡んでいます。



からし色を織り終ったら 混ざり糸の手前に置きます。



その時 糸の端はこのようになっています。



順に このように織っていけば シャトルを2本持って 糸を絡める必要はありませんよ。

注:この場合は からし色の2段めの一番端の横糸が たて糸の上になっています。
混ざり糸を からし色の上を渡したいので このようになりますが
これが たて糸の下になっているときは シャトルの置き方がかわってきます。
この場合は からし色の下を渡したいので 織り終わったシャトルを 向こう側に置くことになります。
数回やってみて どのようにしたらよいかを確かめてくださいね。

シャトルを持ち替えたりするときは 利き手のほう側でするとやりやすいと思います。
織り始めの糸の入れ方を工夫して どのようにしたらやりやすいかを研究してください。

よこ糸を整えるときはこのように一番端のたて糸と 前の段の糸をもって整えます。



織り上がりをご覧ください。
左側が 糸を絡めながら糸を渡した方です。
右側は 普通に織ることができます。






綾織りで織るちどり格子


これは 4枚そうこうで織りました。
平織りの時はは たて糸を2本づつ、よこ糸を2段ごとに替えますが
綾織の場合は そうこうを4枚で織る場合は たて糸を4本づつ よこ糸を4段ごとに替えます。
同様に 6枚 8枚とそうこうの数に合わせて増やしていきます。



応用(1)

ちどり格子は2色で織ることが多いのですが 3色で織ってみました
たて糸が グレーと黒。
よこ糸が白と黒です。




応用 (2)


これも3色ですが たて・よこ共 茶・ベージュ・オレンジで織りました。



糸の通し方   左側のよこのラインは 糸の通し方を示しています。
右から グリーン・グリーン・オレンジ・オレンジ・黄色・黄色・・・・・と通していきます。
織り方 右側のたてのラインは よこ糸の色を示しています。
下から グリーン・グリーン・オレンジ・オレンジ・黄色・黄色・・・・・と進んでいきます。



応用作品

ショールのコーナーでも紹介していますが 半分をちどり格子 半分を無地にした織り方です。

ちどり格子の部分が黒の時は 端から端まで黒で織り
白で織るときは 左から黒で 右から白を入れ 中央で交差させてそれぞれ右へ 左へ糸を戻します。
左右どちらから どの色を入れてもかまいません。



織り方

たて糸は半分を黒と白を2本づつ交互に 半分を黒色で張ります。
どちらの端も黒がくるように糸を張ると良いと思います。

よこ糸の入れ方は下の図のように入れます。


1段目・・・・・黒と白を両側から糸を入れ中央で出します。
2段目・・・・・中央で交差させそれぞれ糸を入れた方向へ戻ります。
3段目・・・・白は休ませ 黒で端から端まで織ります。
4段目・・・・3段目と同様に黒で織ります。
5段目・・・・1段目を繰り返します。







応用 (4)

段染め糸との組み合わせ
使用する糸は 単色でなくても大丈夫。
段染めの糸と 単色の糸を組み合わせて織ってみました。


これは こまめさんの作品です。
こんなふうに 端はよこ糸を替えないで織っても素敵ですね。
画像では わかりにくいのですが お花のモチーフがついています。

この場合は 両端の長さを揃えてください。
段数や 長さを合わせて織ったつもりでも織り機からおろすと
長さが違っていることも・・・・・・
そんな時は 長い分を解いて短い方に合わせます。
それから 房を作ります。
長さを合わせることを考慮して ボーダーの部分を長めに織るのもいいですね。




おり絵のひとりごと

織りに興味があることもあり 電車の中でお客さんが身に付けていらっしゃる織り物に目がいきます。
このところ目にしたのが ちどり格子のマフラーです。
1日にお二人。どちらも白と黒の組み合わせでした。

そのうちお一人は きっと8枚そうこうで織られたものではないかしら?
複雑なちどりでした。
イメージを出してみました。
こんな感じかな?

(おり絵もまだ試していませんので 果たして思い通りの織り方になるか
保障ができませんので あしからず)

織り地のイメージは このようになります。




そして もうお一人のマフラーは こんな感じでした。
黒の部分は 1本づつ糸が絡んでいるのですが
黄色い部分(実際は白の部分)が 2本づつ糸が絡んでいます。

これは 一度織ってみたい柄です。

(2004年 3月10日 追記)

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