いろいろな糸を混ぜて織る
数種類の色を組み合わせて織るのは とても楽しいですね。
難しい織り方を知らなくても 大丈夫。
平織りだけでも 素敵な柄を作ることができます。
たて糸の色 よこ糸の色。
その組み合わせもいろいろです。
講師養成講座の課題2は 色の組み合わせのサンプルを兼ねた課題です。
たて糸に使った糸と よこ糸に使っている布
色の組み合わせて織り上がる色の雰囲気がよくわかります。
(これは課題2を 色と格子の幅を変えて織ったものです)
一番簡単な色の組み合わせ方が たて糸とよこ糸とで色を替える方法です。
こんなことはありませんか?
とても気に入っている糸だけど 少ししか残っていない・・・・・・
そんな時は 色を混ぜることをおすすめします。
手織りの場合は 全体に色を混ぜることが簡単にできます。
よこ糸として (またはたて糸)として使う分量がある場合は大丈夫ですね。
足りないたて糸(またはよこ糸)は 他の糸を足します。
もし たて糸(またはよこ糸)として使う分量がない場合は・・・・・・・
そんな時は 他の糸と 1本づつ交互に使います。
たて糸として使う場合は あじろ織りの糸の通し方のように1本交互に張ります。
ちどり格子のように2本づつ交互に通しても良いですね。
規則的でなくても大丈夫。ランダムにしても良いと思います。
全体に混ぜなくても たて糸の三分の一だけを 部分的に混ぜても柄になりますよ。
下の画像は いろいろな色をランダムに混ぜて織ったものです。
同系色の糸を集めていますが 10数色の色が混ざっています。
よこ糸を1色にして織ると 色に統一感が出てそれぞれの色が馴染むと思っています。
画像ではわかりにくいのですが 太さもマチマチです。
たて糸を2.5mで張っていますので 2.5mあればたて糸として使えます。
糸を最後まで使うことができる織り方とも言えると思います。
実際に たて糸1本分だけしかない・・・・・そんな糸もありました。
太い糸と 細い糸の組み合わせもできます。
気に入って買った糸が思いのほか太かった場合はありませんか?
厚手になって 重くなってしまう・・・・・・
そんな時は こんな風に細い糸と組み合わせてみませんか?
上の織り布は たて糸にいろいろな糸を混ぜていましたが
よこ糸で混ぜることもできます。
課題3のキャンディーボックスがそうですね。
キャンディーボックスは 和紙と糸を1本交互に織っていました。
裂き布と 糸を交互に織っても素敵ですよ〜〜〜〜
これは 生成りも含めて白い糸を集めて織ったものです。
よこ糸で色を替える場合は よこ糸の始末をしなくてはいけないので たて糸を替える場合に比べて大変です。
もし 仕立てをするための布でしたら みみで糸端を出したままにしておいても大丈夫。
折り返しをすると 返って柄を崩すことになりかねませんし
余分な労力を使うことはありませんので そのままに・・・・・・
みみをきれいに仕上げたい場合は きちんと始末をします。
色の組み合わせでできる柄もあります。
10月にご紹介したちどり格子と 11月のあじろ織りも その一つです。
好みの色を混ぜ合わせて 素敵な作品を織ってくださいね。
来月は 色糸をあしらって織る方法をご紹介します。